私は沖縄の三線が好きで自分でも弾くのですが，小さい楽器のわりには結構大きな音が出ます．音を小さくする消音馬というものもあるのですが，これをつけても夜中は近所迷惑となるので弾けません．ギターやバイオリンは共鳴胴をなくしたサイレントギター/バイオリンが販売されているのですが，サイレント三線は市販されていません．そこで，研究室にいる楽器好きの学生にアドバイスをもらいながらサイレント三線を作ってみました．胴の部分の両面についている皮の部分をすべて取り除いた後に消音馬をとりつけ，その消音馬にクリップタイプのコンタクトマイクロフォン（本来はチューニング用途らしい）をとりつけ，ヘッドフォンアンプを介してヘッドホンやイヤホンで聴けるようにしました．ヘッドフォンアンプには音色を調整するためのダイヤルがついていて，調整の仕方によっては三線なのにエレキギターのような音がでます．これで，夜中でも練習できると思ったのですが，沖縄の三線は弾くだけではなく唄も歌わなくてはいけないことに気が付きました．大きな声で唄わないと練習にならないので，サイレント三線作りましたが，結局夜中には練習できなさそうです．
